1st COLLECTIOIN

私は母の膝の上で当時の話を聞きながらニヤニヤしている。
父と出会いこのスキンを纏ってどこへ行きたいのか。
何を見て、何を考えたいのか。
すっかり夜も更けて眠ってしまった私に、母はブランケットをかける。起きているけど寝たふりを続けた。
その暖かさを1秒でも長く感じていたかった。
翌朝、私は受け取ったスキンを纏い母と父のルーツである街へ足を運ぶ。そして大きく息を吸って空へ吐き出す。
さて、私はどこへ行こうか。
このskinと どんな物語を紡ごうか。